前回、中性浮力をとるには呼吸で調整することをおすすめしました。
呼吸と言えば、「ダイビング中は呼吸を止めるな」と教わった人が多いと思います。
オープンウォーターマニュアルにも、太字で書いてますよね。
でも、浮上中とか潜降中でなければ(水深の変化がそんなにないところでは)、
少しぐらい息を止めても大丈夫です。特に中性浮力をとりたい場合は、いったんそのことを忘れてください。
BCDのインフレーターで給排気の操作をするときも、ボタンを押してもすぐに浮いたり沈んだりしないで時間差で浮き沈みするように
呼吸でも息を吸ってすぐに浮いたり、息を吐いてすぐに沈んだりするわけではありません。
タイムラグがあるのです。
ですから、息を吸ったら少し息を止めて、浮いてくるのを待つ。沈みたいときは息を吐いた後、少し息を止めて、体が沈んでくるのを待つ。
数センチの浮き沈みなので肺の過膨張とかも心配ありませんよ。
この少し待つ事が大事なんです。
息を止めるのは、ほんの1~2秒ぐらいです。
待たずに、浮かないやと思って、すぐBCDに吸気してしまうとプラス浮力で浮いてしまうし、沈まないやと思って、すぐBCDを排気してしまうとマイナス浮力になって沈んでしまいます。
無駄にBCDの出し入れをしてしまうので中性浮力も安定しませんし、エアー消費も増えてしまいますし。
安全停止のときにも使えるワザですので、ぜひやってみてくださいね。
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まだまだ、水温が高い今のうちに、透明度がイイ、秋の海で
ダイビングを再開しましょう!