​ ​ ​ ​ 中性浮力をとるのに一番重要なスキルは、第2回、第3回で紹介した呼吸です。 でも装着する器材面もとても大切なんです。 呼吸で中性浮力を調整するとともに、“補助として”使うBCDも大事ですが、 装着する器材やスーツだけだと浮力が大きすぎるので、ウエイトをつ ...

2021年10月13日

緊急事態明けRE-DIVE企画 中性浮力-第4回-自分の適正ウエイトを知る!

中性浮力をとるのに一番重要なスキルは、第2回、第3回で紹介した呼吸です。

 

でも装着する器材面もとても大切なんです。

 

呼吸で中性浮力を調整するとともに、“補助として”使うBCDも大事ですが、

装着する器材やスーツだけだと浮力が大きすぎるので、ウエイトをつけますよね?

このウエイトの量も中性浮力をとるには欠かせないものです。

中性浮力をとるのに見合ったウエイト量のことを「適正ウエイト」と呼んだりしています。

 

使用するスーツの素材やタンクの材質によってウエイト量は変わってきます。

例えばウエットスーツよりもドライスーツのほうがインナーを着用する分、ウエイトが必要になります。

 

アルミタンクか、スチールタンクかによっても変わってきます(アルミタンクのほうが比重が小さいので、ウエイトが必要になります)。容量によっても変わります。

例えば10リットルのアルミタンクを使って潜るときは、スチールのときよりも2.5~3kgぐらいウエイトを増やすことになります。

 

それを踏まえた上で、ご自分の適正ウエイトを出してほしいと思います。

適正ウエイトは、すべての器材を装着し、BCDやドライスーツから空気を抜いた状態で水中に垂直状態で浮かび、水面が顔の目線ぐらいにある場合がベストといわれます。

適正ウエイトは、オープンウォーター講習のときに決めた量がその後、基本になると思います。

ただ5本とか10本とか潜っていくと、最初の頃よりも呼吸が落ち着いてきます。

呼吸するときも緊張していっぱいいっぱいに肺のボリュームを使ってきたものが、呼吸が落ち着いてくることによってボリュームも少なってきます。

肺のボリュームが適正になってくるので、ウエイトを1~2kgは減らしたほうがよくなってくるんです。

だから、オープンウォーター講習のすぐ後のファンダイビングなどで、ウエイトが重く感じられる、水中で沈みがちと感じた人は、ウエイトを減らせば適正になるはずですよ。

 

また、新しいウエットスーツは、時間が経つにつれて潰れて浮力がなくなってきます。そうすると、ウエイトを減らさないと適正になりません。

 

最近は0.5kgぐらい(海外なら1ポンド)のウエイト玉も貸し出しているところがありますので、微調整をするのにも便利です。

あと、ログブックに、使用したタンクやスーツの材質、そしてウエイト量を記しておくと、

次に潜るときの参考になりますよ♪

 

 

YouTubeでも適正ウェイトについて説明している動画があったのでリンク貼っておきます。

参考にしてみて下さい。チャンネル登録もお願いします。

 

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