​ ​ ​ ​ 耳抜き連載!第1回 コツその1 早めにこまめに。

2018年07月8日

耳抜き連載!第1回 コツその1 早めにこまめに。

第1回は、耳抜きのタイミングについてお話しします。

 

体験ダイビングや講習中に耳が痛くなった人は、ほぼ100%、タイミングを逃した人です。

 

タイミングを逃さなければ、耳抜きが出来るのに!

 

オープンウォーターダイバーコースのマニュアルにも、早めにこまめにに、耳抜きをしましょうとか、1mごとにやりましょう。とか書いてあります。

 

でも、初心者の人は、こまめにが、どこまでこまめにかわからないし、

 

他の事に気をとられてるうちに、タイミングを逃してる人が多いです。

 

そして、気づいたら、耳に軽い痛みがきて、慌てて耳抜きする。

 

そのタイミングだと、もう遅いんです。

 

痛みを感じてからでは遅いんです。

 

痛くなる前にやりましょう!!

 

タイミングが遅れて痛くなってからだと、抜けにくくなってしまいます。

 

なぜ、抜けにくくなるかって言うと

 

このイラストを見ながら読んで下さい。

 

 

耳と鼻は、耳管と言う細い管で繋がっています。

 

鼻から耳管を通って中耳にたどり着き、中耳の先には鼓膜が張ってあり、鼓膜の先が外耳になってます。

 

水圧の影響で中耳の空間が、圧縮され縮みます。弱く圧力がかかれば、耳管が潰れずに耳管の先の鼻から多少の空気を吸うので、自然に耳抜きができます。

 

トインビー法【ツバを飲んだり、アゴを動かす】をするだけで耳管が広がり、自然に空気が送られ、自然に耳抜きができます。

 

また、軽くバルサルバ法【鼻つまんで息を送り込む】をするだけで、簡単に抜けちゃいます。

 

圧力の変化が強いと耳管がピタっと閉じて塞がってしまうので、自然に空気は送られず、ツバを飲んだり、アゴを動かす程度では抜けなくなってしまいます。

 

 

 

また、バルサルバ法をやっても、塞がった耳管をこじ開けるのは難しく、なかなか耳抜き出来ないです。

 

しかも、抜けた時に一気に圧が中耳にかかるので、中耳炎や内耳にトラブルが起こるリスクも増えます。

 

弱い圧力変化のうちに耳抜きをするのが一番って事です。

 

これが、早めにこまめに、痛くなる前に耳抜きをする理由です。

 

これを守れば、耳抜きは、格段に楽になりますよ。

 

もし、タイミングが遅れて、痛くなったり、抜けなくなったらどうするか?

 

答えは簡単、閉じて塞がった耳管を、また広げてあげればいいだけです。

 

どうやるかっていうと、少しだけ浮上すれば、耳管が広がり始めるので抜けやすくなります。

 

それでも、抜けにくいなら、もう少し浮上して、中耳内の空気が膨張して、鼻に戻っていく時に耳管を広げてくれるので、その水深から、またやり直していくといいです。

 

ほんと、耳抜きにタイミングは大事なんです。

 

耳抜きのコツ1つ目は、

 

耳抜きは、早めに、こまめに、痛くなる前に です。

 

次回、第2回は、【コツその2   しっかりふさぐ。】です。

 

では、また、明日。

 

目次は、こちら

耳抜きが苦手な方へ 耳抜き克服!連載企画スタート

 

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